【日本中小企業の海外進出事例】進出3か月で販路獲得‼その理由は

【日本中小企業の海外進出事例】進出3か月で販路獲得‼その理由は

『かかと角質ケア』を日本で販売されている株式会社コスメフリーク様は、昨年の9月頃から私たちとの取組を始めました。
元々、日本でも新しい商品の分類に入る『かかと角質ケア』商品を日本以外にもという希望の基、海外進出をスタートし、すでにミャンマーで11店舗の美容スパ、ビューティーサロンに導入されています。

また、サプライヤー様は初めての海外進出という事もありましたが、短期間で成果を出した実例としてご紹介します。

なぜこれほどの結果になったのか?
代表の宮田社長のインタビュー、私たちが行った活動を含めて振り返ってみました。

【代表の宮田社長へインタビュー】

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・会社紹介

会社名:株式会社コスメフリーク
代表者名:代表取締役 宮田 万穂 様
商品:かかと角質ケアグッヅ
HPURL:http://shellty-foot.com/
小売価格:2,300円(税別)
(商品特長)
オーガニックで角質ケア。主成分は天然成分「ホタテ貝殻セラミックス」
界面活性剤無添加、防腐剤・着色料不使用、アルコールフリー
使い方は簡単・10分つけてこするだけで角質が消しゴムのカスのようにポロポロ面白いようにとれる!
CROの皮膚刺激性試験で蒸留水より低刺激と証明。敏感肌の方も安心してご使用頂ける商品です。

・海外進出の動機は『販売できたら面白そう!』

(なぜこのタイミングで海外への進出を希望されたのですか?)
海外進出の動機は『販売できたら面白そう!』直観的にそう思った事が大きいです。
後は、自分が身をもって海外の成長を感じた事でした。
2008年くらいに、シンガポールを観光で訪れた際に、『まだまだファッションには疎いのではないか?』と率直に感じました。
ただ、2010年くらいに再度、渡航して2年でこれほど変わるの?という程、オシャレな方が増えて驚きました。
このように、市場が成長したり、流行の速度も速く、販売機会は日本以上にあると思っています。

・ミャンマーという市場は全く知らなかったしイメージもなかった。

(ミャンマーで販売していく事を決定しましたが、元々ミャンマーのイメージはどうでした?)
元々全くイメージもなく、仏教の国だな…。とかそんな程度でした。
ただ、調査をした結果、非常に経済が伸びている事も理解出来ましたし、そこに販売機会がある事を実感してます。

・『売れた!』という成果には非常に満足してます!

(実際に海外に販売してみて、感じる事はありますか?)
今では、口コミで商品を買いたいという声が来ているので、本当に嬉しいですね!
本当にすごい事だと思います。

・今後も、日本以外でも積極的に販売を進めていきたい。

(今後、日本以外での販売に対してはどのように考えてますか?)
温暖な地域での販売は進めて行けると思ってます!また、これから成長する市場には積極的に展開していきたいと思ってます。

【私たちが行って『成果』を実感したポイント】

・『どこで販売するべきか?』調査を行った事。

『どこに販売したいか?』という事や想像のみで展開地域を決めませんでした。
当初、高単価商品のため、所得の高い地域での販売が有効ではないか。と考えておりましたが、そこだけで判断をせずに実際に他国で調査を行いました。
調査した国は温暖地域で、美容商品に対する貿易額が高い地域。シンガポール、タイ、ミャンマー。
ショッピングモールやチェーン店など近代的店舗率が増えると広告予算が一気に高くなるなど、サプライヤー企業の事業計画を作る上で大きく課題になります。

ただ、ミャンマーでは広告に対する予算も他国と比較して低く、長期的なビジネスに向けて行いやすさがありました。
また、現地で話したバイヤーが思った以上にこの商品を評価した事で販売する地域を決めました。

・Facebookページが非常に機能している!

今では、直接消費者や購買希望の小売店から問い合わせが来ています。
現地で導入された店舗紹介やイベントの案内をFacebookページを通じて発信しています。
これは、調査が終わったタイミングで行った事ですが、投稿のコメントに『どこで買えますか?』『いつ○○地域では販売を開始しますか?』等のコメントを頂く事が多くなりました。
Shellty Foot Facebookページ

シェルティ事例2PNG

・販売機会の損失を防ぐ販売促進物。

現地で小売店が消費者に販売するための販売促進物を充実させた事に対して小売店の売りやすい環境を作成しました。
もし消費者が店舗に立ち寄っても、商品価値が理解できる売り場を作成していなければ、購買に至りません。
ミャンマーの消費者向けに販売するためのパンフレットや使い方などの資料を作成しました。
基本的には、メーカーより輸入業者が行う事が一般的ですが、これをメーカーが勢力的に行う事で、販売の準備不足を防ぎました。

シェルティ事例PNG

まとめ

この商品は、ミャンマーでは日本より価格が高く販売されています。
月収2~5万円ほどの地域でも2,300円の化粧品が売れる事が実証できました。
そこには、ただ海外企業に買い取ってもらって終わり。というだけでなく、そこから消費者への販売を意識した活動が必要となってきています。
海外に販売したい!その思いを形に変えていくには、このような工夫が必要であると実感した事例であると思います。

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