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ビル・ゲイツ氏が予測する「日本の未来」

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アメリカのIT企業「マイクロソフト」の創業者ビル・ゲイツ氏をご存知でしょうか?Windowsを世に生み出し、現在のコンピュータ業界の発展を牽引し、アメリカの雑誌フォーブスの世界長者番付で、1994年から2014年まで20年連続の世界一となったりと世界で最も注目を浴びている人物の一人です。Appleの生みの親スティーブ・ジョブズ氏と親友でありライバルであったとも言われています。

そんなビル・ゲイツ氏が”日本の未来”について自身のブログで書いたことから、読者の間で反響を呼んでいます。

画像出典:GIGAZINE

日本は復活できるのか

ビル・ゲイツ氏が2016年5月17日に自身のブログで投稿した「日本は復活できるのか」というタイトルの記事から抜粋しています。概要は以下になります。

『私は日本が大好きだが、日本経済は低迷してしまっている』

私は日本が大好きで、数え切れないくらい日本に足を運んでいる。伝統とモダンのユニークな融合に魅了されているからだ。日本は、米国以外にオフィスを作った初めての国である。日本は世界経済の動向を追う者にとって非常に興味深い国である。1980年代の日本は、圧倒的な力強さを誇っていた。しかし現在日本企業の多くは中韓の企業の影に隠れてしまっている。またデフレにより日本経済は低迷してしまったわけだが、多くの経済学者は、日本だけの問題だと考えていた。だが、今ではグローバルな問題となっている。

『私は日本は復活を遂げると考えている。』

私は、日本は復活を遂げると考えている。今でも日本は裕福な国なのだ。日本はこれまでにも、今よりもっと悪い状況から立ち直ってきた。第二次世界大戦後の日本の復活劇はみなが知っている。日本の生活の質は高く、教育システムも堅固なものである。80年代のような飛び抜けたリーダーとして姿を見せる可能性は低いが、それでも、日本の未来はかなり明るいと信じている。
もしあなたが私のように日本に興味を持っている人間であるなら、「競争力」は、日本という魅力的な国の未来を見つめる上で、大きな示唆を与えてくれる内容であることが分かるだろう。

出典:Bill Gates: HomeBill Gates FB

ビル・ゲイツ氏のブログから読み取れること

ビル・ゲイツ氏が親日でありこれが表向きのリップサービスということを差し引いたとしても嬉しい内容です。この中で特に示唆されているのが『競争力』です。ビル・ゲイツ氏は日本企業不振の要因の一つに競争力の低下を強調しています。この競争力というのは『国内競争力』だけではなく、『国際競争力』という意味合いが強いでしょう。事実日本製品はガラパゴス化と揶揄され、世界市場を取り込めていないのが現状です。成熟産業は人口が多く賃金が安い国にどんどん流れていってしまっています。国内市場だけでなく海外市場が求めているモノを見据えて考えていかなければ、この時代の変わり目に乗り切れないでしょう。

スイスのビジネススクールであるIMD(国際経営開発研究所)が発表した2016年5月30日における世界競争力ランキングによると、日本の国際競争力は61カ国中26位となっています。ざっくりと定義を分けると経済成長、政府の効率性、ビジネスの効率性、インフラという4つの分野で評価されています。そもそも「競争力」という概念があいまいであり、短期的な景気変動の影響を受けるため一概には言えないですが、外国の猛烈な発展スピードが日本を上回った結果がこの順位に寄与していると考えられます。分かりやすい例を挙げるとすると、日本企業が世界を席捲した電気機械の分野では、韓国や中国の企業の台頭を許し、日本企業が敗退するといった現象が多く見られています。ビル・ゲイツ氏はこのままだと日本がズルズル国際競争から引き離されてしまう、ということを示唆してくれているのだと考えられます。

小さな島国が戦後数十年で復興し、世界経済のトップクラスに躍り出たハングリー精神にビル・ゲイツ氏は再度期待しているようです。
国内外から新しい企業が生まれ、古い企業と置き換わっていくのを目の当たりにしていると日本に残された時間はそれほど長くはないように感じます。

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