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【インタビュー】シンガポールで働く女性の厳しい生活事情

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東南アジアの中心都市として急速に発展しているシンガポールには現在、世界中から人や物、企業が大量に流れ込んできています。

町も綺麗で治安も良く、就職先に困ることはなし、順風満帆に生活できるようなイメージがあります。

ところが、シンガポールは世界一物価が高い国と言われ、働いている人の待遇や給与はピンからキリまであり、十分に生活できるレベルの給与がでる企業は少なく格差社会が生まれていると知人のシンガポール人から伺いました。

本当にそのようなことが起きているのか、実際にシンガポールで働いている女性にシンガポールでの生活事情をインタビューしてみました。

日本とシンガポールの違い

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今回インタビューさせていただいたのはKyokoさん。

彼女は日本人の両親がシンガポールの駐在だったため、シンガポールで生まれ20年以上を過ごしシンガポールで就職して働いています。

日本にも3年ほど留学をしていたので”シンガポールと日本“どちらの文化も客観的に見ることができます。

ー日本とシンガポールどちらにも住んだことがあるけど、どちらが住みやすかったですか?

住みやすさでいったらダントツで”日本“ですね。今までインドネシアや様々な国を訪れたことがありますが、あそこまで便利な国は他にはないと思います。夜中までアルコールが買えるし(シンガポールは夜の22時までしかアルコールが買えない)、電車も遅くまでやっていてご飯も美味しい。
また、海外ではYoutubeとかでしか見れない日本のアニメがTVで生で見れることにも感動を覚えました。

ー逆に日本のダメだった部分はありますか?

1番は英語が通じないことです。私は日本語が苦手なので英語で話しかけてしまうのですが、この人外人だ。って顔されたり、みんなササーッと離れていってしまいます。シンガポールでは中国系、インド系、マレー系といった様々な人種が混ぜ合わさって生活しているのでそのようなことはありません。

それと日本に住んでいた時日本語の勉強をしようとコールセンターでバイトしていたのですが、定時になっても上司が帰らないと帰れない文化が私には理解できませんでした。シンガポールでは仕事において上下関係はありません。

定時になって帰ったら「帰ってもいいけど、もう少し考えようよ」といった怒られているのか分からないストレスを感じたことがあります。シンガポール人はすべて正直にはっきり話すので、日本人は裏と表があるのかな?とその時に感じました。

日本のインフラは完璧ですが、そういった人間関係は難しいと思います。

ーシンガポールのいいところを教えてください。

急速に発展していて日本よりも便利になってきていることです。例えば、銀行の窓口は人ではなく全て機械で行っていますし、有料道路も全てカードによる自動収納システムを採用していて、電柱はすべて地下に埋設しており街並みが広々と綺麗です。でもこういったシステムや機械は日本の企業が作っているんですけどね。

また法律が厳しく犯罪が少ないです。
町中で、ガムやタバコのポイ捨てをしたりするだけで高い罰金が課せられ、強制労働や、むち打ちの刑もあります。強姦罪は、通常20年の刑です。

ーシンガポールは様々な人種が混在してますが、人種差別とかはありますか?

シンガポールは先ほど言ったように中国系、インド系、マレー系といった色々な人種がいるのですが、みな愛国心が強いです。
元々シンガポールはマレーシアと繋がっていたのでマレー系の人が多いのですが、肌の色や目の色関係なく私はシンガポール人だとみんな言います。

特に男性は徴兵制もあるので愛国心が湧きやすいのだと思います。20代前半までのシンガポール国籍、もしくは永住権を持っている人は2年間軍隊へ行かなくてはなりません。
でも私の友達で徴兵制が嫌で国籍を捨てて国外へ逃亡してしまった人もいますけどね。笑

ー逆にシンガポールのダメなところを教えてください。

物価が高い!これに尽きます。笑

とにかく高いです。まず家賃です。シンガポールの大きさは日本の淡路島ほどしかないのですが、そこに400万人ほどが住んでいるため土地がないんですね。

私の今住んでいるアパートも日本円にして月額約28万円です。給料が日本円で約35万〜40万ほどですので本当にギリギリです。

シンガポールの格差社会は広がってきており、正直、年収1000万円以下だと物価の高いシンガポールで贅沢な生活などできません。

ハイクラスの層とミドルとロークラスの層の二極化で、年収1億円以上のプレイヤーが数多くいる一方で、日系企業のマネージャー以下クラスの現地採用あれば年収はよくて500万円だと思います。

ー家の家賃以外に高いと感じるものはありますか?

シンガポールでステータスとなるのが”3C“です。

3Cとは

・Condominium(シンガポールではCondoと呼ばれることが多い)…家
・Car…車
・Card…クレジットカード

の略でこの3つはシンガポール人のステータスを表すものとなっています。

家は先ほど話したように家賃が非常に高く、皆実家に暮らしているかルームシェアが当たり前になっています。結婚したら二人で家を借りる場合も多いです。

例をあげると2LDKで3500SGDが相場だとしたら3人でルームシェアして1人当たり1000SGDちょっと支払うといった具合です。
*1SGD=74円

一人でいい家に住んでいるだけである程度のステータスを得ることができます。

次に”“です。

シンガポールで車は非常に高価なものであり、種類関係なく車を持っている人はそれだけである程度の裕福層です。

車を買うにもライセンスが必要になり、それを取得するだけで車より高くなってしまいますので私は車を買おうなどと思ったことはありません。人生でずっとタクシーに乗っていた方が全然安いです。笑

そして”クレジットカード“です。

ゴールドカードやアメリカンエキスプレスなどのカードや枚数を持っているだけでステータスになります。

他にも時計やバッグなどの高級ブランドのお店も多いことからシンガポール人は何かと見せびらかすのが好きだと思います。

【ビジネスでは良いところだけど住むにはオススメしない】

結論から言うと「住むなら日本、ビジネスならシンガポール」です。

Kyokoさん曰く、シンガポールはエリートの集まった国で、物価が高く普通に暮らしていくには向いていないとのことでした。

自炊するよりも外食の方が安く済んでしまうため、みんな外食がほとんだとか。

また、シンガポールの永住権は現地人の反発から一時期に比べ就労ビザが降りにくくなっており、シンガポール企業の福利厚生も日本企業ほど厚くありません。

ただビジネスをするにはうってつけの国であります。人気のコスメショップ「SEPHORA」もシンガポールを中心に展開しています。東南アジアのハブ国としてシンガポールが位置しているため、ここに拠点を作りビジネスをすることは非常に可能性のある話であるといえます。

ビジネスするにはうってつけの国であなたも挑戦してみてはいかがだろうか。

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 - シンガポール, ニュース, 商習慣 

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