サラヤ(大阪市東住吉区)が6月25日、スエズ運河経済特区でエジプト工場のオープニングセレモニーを開催した。更家悠介代表取締役社長やスエズ運河経済特区(SCZone)庁のワリド・ガマル・エルディン長官、岡浩・駐エジプト日本大使らが出席した。
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セカくん: サラヤがエジプトで工場を開設したって聞いたんですけど、これはどんな背景があるんですか?
コネ姉さん: そうよ。サラヤはエジプトのスエズ運河経済特区(SCZone)で新しい工場のオープニングセレモニーを6月25日に開催したの。この工場では、ホホバオイルの生産販売をはじめ、手肌用消毒液、医療用ニトリルグローブ、天然甘味料ラカントなどを製造しているの。
ボス: ふむ…ホホバオイルってどんなものなんだ?
コネ姉さん: ホホバオイルは、化学構造が人間の皮脂やマッコウクジラ油に近いため、天然由来の化粧品原料や工業用潤滑油に適しているの。サラヤはエジプトでホホバツリーの栽培に力を入れていて、乾燥地でも育つ特性があるのがポイントなのよ。
セカくん: どうしてエジプトを選んだんですか?
コネ姉さん: エジプトはホホバツリーの栽培に適した環境があり、サラヤは2018年にエジプトのナビル・エル・モギー博士と共同出資でサラヤ・ミドルイーストを設立したの。さらに、エジプト-日本科学技術大学(E-JUST)との産学連携で、化粧品や医薬品向け製品の開発も進めているの。
ボス: 工場の生産能力はどのくらいなんだ?
コネ姉さん: 現在、コールドプレス(低温圧搾)によるホホバオイルの試験生産を開始していて、当面は年産100トンを目指しているわ。90%を化粧品原料として、10%を工業用として開発しているのよ。
セカくん: エジプト政府との関係はどうなんですか?
コネ姉さん: 工場開所式にはエジプト政府の関係者も参加していて、SCZoneのエルディン長官はサラヤの進出を歓迎しているわ。また、更家社長はセレモニー前日にエジプトのムスタファ・マドブーリー首相と会談し、セレモニー翌日には医療用ニトリルグローブ供給に関するMOUをエジプト統一調達・医療品・医療技術管理庁(UPA)と締結しているの。
ボス: サラヤのニトリルグローブの特徴は何だ?
コネ姉さん: サラヤのニトリルグローブは柔軟性に優れていて、かつ破れにくいことで定評があるの。エジプト国内に年間5億双の供給を目指しているわ。
セカくん: サラヤの取り組みがSDGsにどう貢献するんですか?
コネ姉さん: ホホバ栽培やオイル生産を通じて、エジプトの緑化を促進し、農業の付加価値を高めることでSDGsに貢献することを目指しているの。また、サラヤの活動はエジプトの持続可能な発展に寄与するわ。
ボス: なるほど、サラヤは環境保護と経済発展の両立を目指しているんだな。
コネ姉さん: その通りよ。サラヤのエジプトでの取り組みは、地域社会への貢献と持続可能なビジネスのモデルとして注目されているわ。
セカくん: 僕もこうした持続可能な取り組みに興味があります!これからも注目していきます。