OECD(本部:フランス・パリ)は2月10~14日、国際商取引での外国公務員に対する贈賄の防止に関する条約(OECD外国公務員贈賄防止条約)をテーマとしたワークショップをジャカルタ市内で開催した。同ワークショップは、2024年5月に立ち上げた「日本OECD・ASEANパートナーシップ・プログラム(JOAPP)」の一環として開催された。

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コネ姉さん: OECDがジャカルタで外国公務員への贈賄防止をテーマにしたワークショップを開催したわね。これは「日本OECD・ASEANパートナーシップ・プログラム(JOAPP)」の一環で、インドネシアのOECD加盟に向けた取り組みの一つなの。
セカくん: へえ、インドネシアってOECDに加盟しようとしてるんすね!でも、加盟にはこの「外国公務員贈賄防止条約」を批准しないといけないんすか?
ボス: ふむ…そのようだな。OECD加盟国は、国際的な商取引での贈賄を防ぐために、この条約の批准が義務付けられている。つまり、インドネシアも加盟を目指すなら、法整備を進める必要があるということだな。
コネ姉さん: そうね。実際、インドネシア汚職撲滅委員会(KPK)の議長も「インドネシアには外国公務員への贈賄を犯罪とする法律がない」と指摘していたわ。だから、このワークショップでは、贈収賄のリスクや防止策について議論が行われたのよ。
セカくん: なるほどっす!でも、インドネシアがOECDに加盟するメリットって何があるんすか?
コネ姉さん: 例えば、OECD加盟によって投資環境の透明性が高まり、海外からの投資が増える可能性があるわ。アイルランガ経済担当調整相も「OECD加盟がGDP8%成長の鍵になる」と述べていたわね。
ボス: ふむ…確かに、国際的な信頼が高まれば、外資の参入がしやすくなるだろう。ただ、インドネシアは汚職リスクが指摘される国の一つだから、贈賄防止のルール作りが加盟のハードルになるかもしれん。
セカくん: ですよね!でも、日本もインドネシアの加盟を支援してるんすよね?800万ユーロを供出して、OECDの専門家を派遣してるって話っすよね?
コネ姉さん: そうよ。日本はインドネシアのOECD加盟を積極的に支援していて、石破首相も2月の会談でプラボウォ大統領にその意向を伝えたわ。OECD加盟が進めば、日系企業にとってもビジネス環境の改善につながる可能性があるわね。
ボス: ふむ…ただ、実際の加盟には時間がかかるだろうな。初期覚書の作成も当初の予定から遅れていて、2025年第1四半期(1~3月)に完成予定とのことだ。6月のOECD閣僚理事会で議論されるらしいが、そこからさらに審査が続くだろう。
セカくん: なるほどっす!じゃあ、インドネシアの法整備がどれだけ進むかがポイントっすね。今後の動きに注目っす!
ボス: ふむ…インドネシアがOECDに加盟すれば、ASEANの他の国にも影響を与えるかもしれんな。今後の進展をしっかり見ていく必要がありそうだ。