ドイツ東部のブランデンブルク州で9月22日、州議会選挙が行われ、国政で連立与党を組む社会民主党(SPD)が辛勝した。極右政党・ドイツのための選択肢(AfD)と、左翼党から分離して2024年1月に旗揚げしたザーラ・ワーゲンクネヒト同盟(BSW)が躍進した一方、キリスト教民主同盟(CDU)は過去最低の得票率となったほか、SPDとともに国政で連立を組む緑の党と自由民主党(FDP)は、いずれも議席獲得に必要な5%に至らなかった。
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コネ姉さん: ドイツ東部のブランデンブルク州で州議会選挙が行われ、社会民主党(SPD)が辛勝したけど、極右政党のAfDと新しく設立されたザーラ・ワーゲンクネヒト同盟(BSW)が大きく躍進したのが注目ね。SPDは30.89%の得票率で第1党を維持したけど、選挙戦はかなり接戦だったようです。
セカくん: AfDが29.23%で2位、BSWが13.48%で3位って、両方とも結構な得票数っすよね。極右と極左が躍進したっていうのは、どういう背景があるんですかね?
コネ姉さん: そうね、極右と極左の躍進は、政治に対する不満や変化を求める声が強まっているということだと思うわ。特に、既存の政党や政策に不満を持つ人たちが、AfDやBSWのような対立的な立場を取る党に票を入れた結果と言えるわね。ブランデンブルクのディートマー・ボイトケ州首相(SPD)は「AfDか私か」といった選挙戦を展開して、AfDの進出を阻止する形でSPDの勝利を守ったけど、それでもAfDの得票率は前回よりも増えています。
ボス: ふむ…その中でSPDが第1党を維持できたのは、ボイトケ州首相の個人的な人気が影響したのか。彼がAfDに負けたら辞任するとまで言っていたのは印象的だな。
コネ姉さん: ええ、ボイトケ州首相は国政のSPD連立とは距離を置いて、地域特有の課題に集中して訴えたわ。それが有権者に響いたという分析がされていますの。彼の個人的なリーダーシップがSPDの勝利に寄与したということね。
セカくん: でも、連立政権はどうなるんですか?今まではCDUや緑の党と連立してたけど、今回で緑の党は議席を失ってるし、CDUも議席を減らしてるみたいですね。
コネ姉さん: そうね、今後の連立政権樹立には不確定要素が多いですわ。SPDはCDUとBSWとの連立を模索していたけど、CDUは協議を続ける意向がないと表明したの。そこでSPDはBSWと協議を始める見込みだけど、BSWには政権運営の経験がないため、SPD内部でも懐疑的な声があるようです。まずは協議で可能性を探っている段階ね。
ボス: ふむ…極端な立場の政党との連立はリスクがあるかもしれんな。しかし、安定した政権を築けるかどうかは非常に重要だ。
セカくん: そうですよね。今後の協議がどう進むのか、ブランデンブルク州の政治がどう変わっていくのか気になりますね。どの政党と連立を組むにしても、安定した政策運営ができるかが鍵っすね!