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FTA協定(自由貿易協定)のメリットと実例まとめ

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FTA協定は正式には「Free Trade Agreement、自由貿易協定」と言い、2か国以上で結ぶ協定です。EPAとは別のものであり、EPAに含まれる状態になります。
*EPAはこちらの記事を参考にしてください→【関税撤廃】EPA(経済連携協定)を活用する4ステップ

貿易では輸入した側に関税が発生します。

FTAによって関税の撤廃や輸入割り当て、様々な措置などを一定期間内に削除する事で、輸出入を活性化する目的もあります。
現在は、成長の著しいASEANと日本、中国、韓国などアジア諸国間で貿易を活発にするため、FTA協定を上手く利用することが求められています。

また、数か国で結んでいるASEANの「AFTA(ASEAN自由貿易地域)」や北米での「NAFTA(北米自由貿易協定)」のように、地域ごとの協力体制にも寄与すると思われます。

FTA協定とは

FTA協定のメリット

言葉通り関税を無くし、2か国以上で自由に貿易を行うことを目的とした協定です。

関税が無ければ、輸入した企業が原価に関税を乗せる必要も無く、当然、コストが安くなるので輸出入が増加し、お互いの国同士で経済を活性化させていくことが可能になります。
さらに、FTA協定を結ぶ事で経済的にも繋がりができます。双方の国の利益が一致するようであれば、国同士の結びつきも強固になるでしょう。

日本のEPA(経済連携協定)

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日本のEPAの幕開けはシンガポールでした。2002年11月、日本にとって初めてシンガポールとのEPAが発効され、それを皮切りに一気にEPA戦略を推し進めることになります。

2005年4月にメキシコ、2006年7月にマレーシア、2007年9月にチリ、同年11月にタイ、2008年7月にインドネシアとブルネイ、2008年12月にはフィリピンとの間で次々とEPAを発効させていきます。そして2008年12月にはASEAN全体との間でAJCEP(ASEAN・日本包括的経済連携協定)が発効しました。ASEAN諸国には80年代から多くの日本企業が進出し、現地で生産ネットワークを築いてきました。AJCEPの発効に伴い、在ASEAN日系企業が日本から高付加価値部品を無税ないしは低税率で輸入し、そこで製造したものを他のASEAN諸国へ輸出することも可能となり、貿易と投資に一層のダイナミズムが生まれると期待されています。その後も、日本はスイス(2009年9月)、ベトナム(2009年10月)との間でEPAを発効させています。
出典:JETRO

実際に日本が結んだ協定内容も見てみましょう。(2014年11月のJETRO調査)

●日本、マレーシア経済連携協定(2006年)
物品に関して、日本側が輸入額の94%を無税化しました。また、マンゴーなどのフルーツは撤廃、バナナには無税枠を設定しました。
マレーシアも輸入額の99%を無税化しました。

●日本、ぺルー経済連携協定(2012年)
物品は日本側輸入額の99%を10年以内に無税化、鉱業製品と製材は即時撤廃されました。

●日本、ベトナム経済連携協定(2009年)
ベトナムにとっては初めてのFTAです。日本側が輸入額の95%を10年の間に無税化、ほぼ全ての工鉱業品は即時撤廃しています。ベトナム側はボルトネットが5年間、エンジン・エンジン部品およびブレーキが10~15年間で関税撤廃。電気製品では、フラットパネル、DVD部品は2年間、デジタルカメラ は4年間、カラーテレビは8年間でそれぞれ関税撤廃します。

FTA協定で大事な事

2010年には、ASEANとインドのFTA、ASEANとオーストラリア、ニュージーランドFTA協定が成立し、さらなる貿易と各国の経済が活発になることが期待されます。

また、FTAには「原産国である事を証明する」ものでもあります。

そのため関税を免除する場合、原産地を証明する書類が必要になります。
ただし、国ごとの FTA により条件や規則が違っており、原産地証明書を取得するための「原産性審査」も、その国により違ってきます。

原産地証明書の書類の形式も違います。

●原産地証明書の書類の形式
順に「名称」「サイズ」「色」「有効期間」「保存期間」です。

・AFTA「ASEAN自由貿易圏」「フォームD 」A4、白、1 年、3 年
・ACFTA「中国ASEAN自由貿易協定」「フォームE A4」茶/緑、1 年、12ヶ月
・AKFTA「韓国自由貿易協定」「フォームAK」A4、白、6ヶ月、3 年
・AJCEP 「日ASEAN包括的経済連携協定」「フォームAJ」A4、白、1年、3年
・AANZFTA 「ASEAN・オーストラリア・ニュージーランド自由貿易協定」「フォームAANZ」 指定なし、指定なし、12ヶ月、3 年
・AIFTA「ASEAN・インド自由貿易協定」「フォームAI」A4、白、12ヶ月、12ヶ月

まとめ

1990年以前は、世界にはわずか16件のFTAしか存在していなかったのですが、現在は400近くのFTA協定が世界でなされており、今後も増え続けていくでしょう。
世界のFTAの動きを念頭において、メリットをうまく活用しながらビジネスを展開していくことが重要になっていくと考えられます。

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