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100年企業が20000社?日本の老舗企業が世界一多いのはなぜなのか

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世界中どこを見渡しても、日本ほど長寿企業が多い国は他にありません。世界で100年以上の歴史を持つ企業のおよそ80%が日本にあるのです。なぜ日本にはこれだけ長寿企業が集中し、どこが海外と違うのでしょうか?そして、100年以上にわたって生き残る企業は、どのようにして時代の変化を乗り越えてきたのでしょうか?

長寿企業の国ニッポン、海外と何が違う?

1.島国

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100年を超える歴史を持つ、いわゆる”100年企業”が世界で見ると約80%が日本企業であり、その数は20,000以上にも及びます。

”なぜ、歴史ある企業は日本に集中しているのか。”

他の国と比べたとき、その理由が見えてきます。ここでは、地理・歴史的な側面と国民性・企業文化に焦点を当てて考えてみます。
まず、日本は島国であるという点で、陸続きのために国家間の人やモノの移動が簡単なヨーロッパ諸国などと地理的な違いがあります。また、歴史的にも他国との接触を避けた時期があり、外からの移民が少ない国でもあるのです。つまり、他国との競争ではなく、自国の企業がサービスやモノを提供することで社会が成り立ってきたのが、日本という国だといえます。

2.客は神様

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そして次に、企業文化と国民性。「客は神様」という言葉もあるように、顧客第一の文化が日本企業にはあります。
また、年功序列・終身雇用制度があるため、多くの国民が「一つの会社に一生勤める」のが仕事だと考えてきました。
利益を上げるよりも客から愛されることを目指し、培ってきた伝統を下の世代へと継承し、社員も一企業に身を尽くす。
このような企業文化と国民性は、長寿企業が日本に集中している大きな理由でしょう。

3.時代の変化を生き延びる企業

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一度ここまでをまとめると、日本という国は、地理・歴史的に他国からの影響が少なく、“顧客第一”の企業文化、生涯一つの会社に勤めることを美徳とする国民性といった、他国と比べて企業が長続きしやすい社会を築いてきたのです。
その中でも時代の変化を生き抜く企業には、「人々の生活に関わる分野に多い」などいくつかの特徴があります。
あずきバーで有名な井村屋は今年で100周年を迎えますし、人々に情報を提供し続けている毎日新聞社も150年近く経営を続けています。
ただしどの分野にしろ、企業が長続きするために何よりも不可欠なポイントは「事業の目的や企業のビジョンが明確である」こと、そして「中心となる軸をぶらさず、かつ、常に革新を心掛ける」ことです。
グローバル化が進み、多くの海外企業が日本に進出し、反対に世界へと市場を拡大する日本企業も増え続けています。さらにこれからは、テクノロジーが急速に進歩し、今まで以上に変化の激しい時代になっていくのは避けようのない事実です。長続きする企業やビジネスのあり方も変わっていくでしょう。

“不確実性が極度に高いときは、事業環境の変化を待ってから行動を起こす「受け身の戦略」は機能しない。
むしろみずからが積極的に市場を形づくり、他社を寄せつけない革新を起こすことでこそ高いリターンが得られる”
[新版]ブルー・オーシャン戦略』(ダイヤモンド社)

つまり、100年以上生き延びてきた日本の長寿企業も、変化の時代である現代においてはさらなる変革の意識が必要だということです。

まとめ

発展途上国の急成長、隣国の高度経済成長の圧力により新興国日本のあなたが舌を巻く機会が多くなってきていると思います。

グローバル化の中で、どこまで日本の伝統と自らの軸をぶらさず、同時に、生き残りに必要な改革のタイミングを逃さず、柔軟に対応できるか。先を見通すのが難しい時代だからこそ、“こだわり”と“柔軟さ”のバランスが求められるのではないでしょうか。

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